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ビットコインの半減期とは?価格変動の仕組みをわかりやすく解説

ビットコイン半減期は、ビットコインに関わる社会・経済・仕組みの中のあらゆる参加者に影響を及ぼすと言われています。

ビットコインは2020年に3回目の半減期に迎え、翌年の2021年に価格が高騰しました。

そこでこの記事では、ビットコイン半減期とは何か、2024年に起こると予想されている半減期の影響について、初心者の方にでもわかるよう詳しく解説します。

ぜひ最後までお読みいただき、ビットコイン半減期に備えてください。

ビットコインの半減期とは?

ビットコインの半減期とは?

ビットコインの半減期とは、ビットコインを新規発行する数量が「半分」になり、それに伴いマイニングでもらえる報酬が「半分」になることです。

マイニングとは

  • コンピュータの計算能力を使い、ビットコインの取引を承認する作業のこと
  • マイニングをする人は「マイナー」と呼ばれ、世界中に数多く存在する
  • マイニング作業を一番早く終えて取引を承認したマイナーは、報酬としてビットコインを受け取れる

新規発行にともなう数量(枚数)とマイニング報酬が「半分になる時期」のことを「半減期」とよんでいます。

新規の発行量が調整される

ビットコインに半減期が設定されているのは、発行量を抑えて価格の安定を保つためです。

ビットコインを1ブロック承認したマイナーには、以下のマイニング報酬が支払われます。

半減期後に発行されるマイニング報酬一覧

  • 初期のビットコイン:50BTC
  • 1回目の半減期後:25BTC
  • 2回目の半減期後:12.5BTC
  • 3回目の半減期後:6.25BTC
  • 4回目の半減期後:3.125BTC

法定通貨(円やドルなど)は、大量に発行されると価値が下がりインフレが起きます。

同様にビットコインもマイニングによって発行され続けると、価格が暴落する恐れがあります。
流通量の増加を防ぐため、ビットコインには発行量が減る仕組みがあらかじめプログラムされているのです。

円やドルなどは国が発行数をコントロールしていますが、ビットコインはブロックチェーン技術が調整をおこなっています。

ビットコインの半減期は、いつ?

ビットコインの半減期は、21万ブロックが生成されたときと決められています。
理論上、ブロックは10分に1個生成されるように設計されており、10分×21万ブロックで「約4年」となる計算です。

半減期は2012年、2016年、2020年にありました。
そのため「次は2024年」頃だと推測されています。

これまでの半減期を振り返ると、4年より少し早めに半減期が訪れている傾向にあります。

2024年の半減期はいつ頃にくる?

過去のビットコイン半減期は、以下のとおりです。

過去のビットコイン半減期

  • 1回目:2012年11月
  • 2回目:2016年7月
  • 3回目:2020年5月

半減期の時期には変動があるようで、毎回異なっています。

ビットコインの半減は正確な日時の特定は難しいため、予想は困難です。
理由はブロック生成の処理状況により、前後するものだからです。

BITCOIN CLOCKによると、次の半減期は2024年4月17日に予定されています。
※2023年11月23日時点 関係者の間では2024年2月から2024年6月の間と予想されています。

ビットコイン過去の半減期一覧

ビットコイン過去の半減期一覧

前章でお伝えしたように、半減期の時期について正確な予測はできません。

そこで参考にしたいのが、これまでの傾向です。
ビットコイン半減期の過去の実績を振り返ることで、今後の半減期についての予測精度を上げることができる可能性があります。

過去3回のビットコイン半減期について、くわしく紹介していきます。

2012年11月ビットコイン半減期

ビットコインは2012年11月に1回目の半減期を迎えました。

マイニングによるブロック報酬は50BTCから25BTCに減少しています。

2012年の半減期頃は、1BTCあたり約1,000円程度でしたが、半減期から4ヵ月後には15倍超に高騰しました。

また、半減期から1年後には100倍以上と大きな価格高騰を見せています。

2016年7月ビットコイン半減期

2回目のビットコイン半減期は2016年7月9日でした。

マイニング報酬は25BTCから12.5BTCに減少しています。

2回目のビットコイン半減期

  • 半減期前の5月頃から価格が上昇
  • 半減期前の6月に暴落
  • 半減期後に徐々に価格が上昇

2016年の半減期頃のビットコイン価格は、1BTCあたり約60,000円前後でした。

ビットコインの取引が活発に行われていて、半減期が価格にも影響を与えたと言われています。

2020年5月ビットコイン半減期

ビットコイン半減期の3回目は、2020年5月11日でした。

マイニング報酬は12.5BTCから6.25BTCに半減しています。

3回目のビットコイン半減期

  • 半減期前の3月に価格が暴落
  • 半減期直後は大きな変動なし
  • 2020年の年末から2021年に高騰

2020年の半減期頃のビットコイン価格は、1BTCあたり約100万円前後でした。

2020年3月は感染症のパンデミック宣言がおこなわれ、世界的に経済が混乱した時期でもあります。

価格高騰につながった理由は、金融緩和が進み投資家の資金が仮想通貨に流れてきたことです。

また、仮想通貨市場や経済の状況に加えて、半減期が価格に影響を与えた可能性も考えられます。

ビットコインの投資をするタイミングはいつ?

ビットコインの投資をするタイミングはいつ?

半減期の特徴を踏まえ、ビットコインの投資をおこなうタイミングについて考察します。

半減期の前にビットコインを購入するのがおすすめ

ビットコインの購入は「半減期の前」が、おすすめです。
理由は、過去の半減期での価格変動です。

1回目から3回目までの半減期の価格動向を見ると、半減期前の価格は下落し、その後ゆっくりと時間をかけて上昇しています。

投資は価格が「安いとき」に買って利益を上げるのが基本中の基本です。

ビットコインも同様に価格が下落しやすい半減期前は、安く買うチャンスです。

半減期の「直後」もしくは「数ヵ月後」かの違いはありますが、過去3回とも毎回半減期のあとは必ず価格が上昇しています。

以上のことから、2024年も半減期後に上昇する可能性は高いと考えられます。

投資の原理原則「安く買って高く売る」に基づくと、半減期の前はビットコインの購入に最適です。

半減期後にビットコインの価格が上昇する理由

半減期後に価格上昇する理由は、発行枚数が減ると「1枚あたりの希少価値」が高まるからです。

半減期によって新規発行されるビットコインが減ると、市場に出回るビットコインの総量が増えにくくなり、ビットコイン1枚あたりの希少価値は高まりやすくなります。

一般的に、希少価値が高いものは取引価格は高騰しやすいです。
ビットコイン半減期後も同様に、希少価値が高まるため価格が上昇しやすい傾向にあります。

ビットコインの購入方法

ビットコインは、仮想通貨(暗号資産)の口座があれば購入できます。

まだ口座を持っていない方は、お好きな仮想通貨(暗号資産)取引所で口座を開設してください。
口座開設は、どの取引所も無料でできます。

日本国内だけでも取引所はたくさんありますが、ビットコイン初心者におすすめな取引所は「コインチェック」です。
理由は、仮想通貨アプリダウンロード数が4年連続No.1で、国内でもっとも人気のある取引所の一つだからです。

便利さや使いやすさがユーザー数の多さにつながっているといえます。初心者にとっても、安心感があるでしょう。

完全無料&最短5分ほどで口座開設できます。

口座開設には本人確認書類(運転免許証など)が必要です。 あらかじめ用意してから手続きを始めましょう。

ビットコインの半減期が価格に与える影響とは

ビットコインの半減期が価格に与える影響とは

ビットコイン半減期は、価格に影響を及ぼします。

半減期前は、価格変動が起こる傾向があります。半減期後は、下落後に価格が上昇する可能性があります。

価格以外にも、投資家やマイナーへ影響を及ぼす可能性大です。

半減期前は価格変動が起こる傾向がある

ビットコイン半減期前は、投資家の心理が影響し価格変動が起こる可能性があります。

半減期前に価格変動が起こると考えられる理由

  • 発行枚数が減る前にビットコインを購入する人が増える
  • 「買い注文が増えて値上がりする」と考える人がビットコインを購入する
  • 撤退するマイナーによるビットコイン売却が行われる

半減期の1~2ヵ月前は価格変動に気をつけましょう。

半減期後は下落後に上昇する可能性がある

半減期を迎えるとビットコインの発行量が減ります。

マイナーに売却されるビットコインが減るため、売り圧力が低下し価格が上昇するという予測が出ています。

半減期を見越して買い注文をおこない、半減期の直後に売却し利益を狙う動きが増えるかもしれません。

ビットコインの価格は一時的には下落しつつも、長期的に見ると緩やかに価格が上昇する可能性が考えられています。

実際、2020年の半減期後、2021年にバブル相場を迎えました。

【価格予想】ビットコイン半減期後の価格はどうなる?

ビットコインの価格は2023年の年初から2倍となり、前年の12月31日終値の1万6542ドルから110%上昇し、現在約34,000ドルに達しています。

この価格上昇は2024年4月に予定されているビットコインの半減期や、近日中に現物ビットコインETFが承認される可能性によるものです。

これらが仮想通貨にとってプラス要因となり、次の強気サイクルが始まると予想されています。

また、半減期によってマイニング報酬が50%削減されることで、マイナーには懸念がある一方、投資家にとってはプラスの可能性があります。

ただし、ビットコインの価格は不確実な面も多く、投資家は市場の状況を加味し慎重な投資判断を下すことが求められます。

出典:fx street

ビットコイン半減期に関するQ&A

ビットコイン半減期に関するQ&A

ビットコイン半減期について、以下のよくある質問に答えします。

よくある質問

  • ビットコイン半減期のカウントダウンとは?
  • ビットコイン以外にも半減期はある?
  • 半減期を迎える前に初心者ができる投資方法は?

ビットコイン半減期のカウントダウンとは?

海外取引所のバイナンスは、ビットコイン半減期のカウントダウンを提供しています。

ビットコイン半減期までを秒単位でカウントダウンがおこなわれており、他にも現在のブロック高や半減期までのブロックを確認できます。

半減期が気になる方はチェックしておきましょう!

ビットコイン以外の仮想通貨にも半減期はある?

半減期を迎える仮想通貨はビットコイン以外にも多数あります。

ビットコイン以外に半減期のある仮想通貨

  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • モナコイン(MONA)
  • ライトコイン(LTC)

半減期のない仮想通貨もさまざまな方法を用いて流通量の調整をおこなっています。

例えば、XRP(リップル)はマイニング自体が存在しません。既にすべての発行を終え、流通量はリップル社によって調整されています。

また、イーサリアム(ETH)などのように、既に流通している通貨をバーン(焼却)して供給量を減らしている仮想通貨もあります。

半減期の前に初心者ができる投資方法は?

半減期に向けて初心者が取り組みやすい方法は、ビットコインの積立投資です。

取引所の自動積立サービスを利用すると、毎月または毎日などの一定間隔で積み立てることができます。

投資方法の違い

  • 一括投資:安い時期に仕込むとリターンを見込めますが、初心者は購入のタイミングがつかみづらいのが難点
  • 積立投資:購入する時期を分けることで価格の変動リスクを分散するため、初心者でも始めやすい

一括投資と積立投資、どちらを選ぶかは人により異なります。

次回のビットコイン半減期を逃さないよう、早めに行動がおすすめですが、初心者の型はまずは少額でビットコインを購入してから検討してみてはいかがでしょう。

【まとめ】ビットコインの半減期とは

本記事ではビットコイン半減期の仕組みや半減期が価格に与える影響などを解説しました。

最後に、本記事の重要ポイントをまとめます。

重要ポイント

  • ビットコイン半減期とは、マイニング報酬が半分になるタイミングのこと
  • 4年に1度のペースで半減期を迎えている
  • 半減期の直前に価格変動が起き、半減期後に価格が上昇する傾向がある

半減期前にビットコインを買っておくなら、手数料の安いGMOコインなど好みの取引所を選んで無料登録するのがおすすめです。

取引所への無料登録は5分ほどで終わります。
早ければ即日~翌日に取引を始めることができます。

半減期に備えてビットコインを購入し、値上がり益の獲得を目指しましょう!

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